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     夏のひこうき雲のsummercontrail(略して左近)が書いています。

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2006-03-09

「人の気持ちを考えろ」反応への応答 「人の気持ちを考えろ」反応への応答 - モヒカンダイアリー「アップル通信」 を含むブックマーク はてなブックマーク - 「人の気持ちを考えろ」反応への応答 - モヒカンダイアリー「アップル通信」


モヒカン族 - モヒカンダイアリー「アップル通信」 - 人の気持ちを考えろへの反応つれづれなるままに - [job]リアルな世界では人の気持ちを考えながらレビューしなくてはいけない。

 コメント欄に書こうと思ったらやや長くなったので、ここに記事として掲載します。


 nagwikiさん、はじめまして。

その通りだが、この感情を抱くのは指摘する人ではなく、指摘される人のほうである。

*

 私も最初からそのつもりで書いていたので、「その通りだが」と逆接でつながる理由がよくわかりませんでした。非対称性ということも

モヒカン族 - 痛快!モヒカン族 - 言霊と灌頂

 などで以前から述べられていますが、「モヒカン族」という場では「極力対等な立場を(たとえ擬制としてであれ)前提としよう」というポリシーが採用されているように思っています。


この辺のこと、日本と西欧の文化的な背景の違い、について誰か述べていたような気がするなぁ

*

 これはあちこちでいろいろな形で述べられているので念頭に置かれているのが何かわかりませんが、たとえば書籍では大塚久雄社会科学における人間』がたいへんわかりやすく文化的背景の比較をしています。


相手の批判を素直に受け止められるようなパーソナリティを少なくともネット上では確保することができれば、ハンドアックスを振り回す必要もなくなるのだから。

*

 ここは意味がわからなかったのですが、ハンドアックスという言葉について私とは違う理解をされているのかもしれません。

 相手の批判を素直に受け止められるようなパーソナリティを(少なくともネット上で)確保するかどうかというのは、ハンドアックスを投げる場合ではなく受ける場合のほうの話ですよね。ハンドアックスというのは(とくに悪意のない)批判のことなので。

 そのような素直なパーソナリティが、ハンドアックス受ける場合に(状況の問題)確保されていたり、あるいはハンドアックス受ける側に(主体の問題)確保されているならば、むしろ安心してハンドアックスを振り回すことができるようになるわけで、ハンドアックスを控える必要がなくなると思います。

 ハンドアックスというのは過激な罵倒や非難をさすのではなく、あくまで淡々と事実の指摘や意見・疑問の投げかけを行うことをいうが、率直で単刀直入なので受け手が(勝手に)嫌味や人格非難と受け止めてしまう。そのような意味の用語として私は理解しています。


モヒカン族』というグループ自体が一種のムラ社会の一つであるという逆説を免れ得ないことも理由の一つに加えることができよう

*

 免れうると思います(語気強く読めたらすみませんが、そういう意図はありません)。「ムラ社会」の定義によるでしょうが、この「モヒカン族」というはてなグループに参加している人皆で緊密な交流を持っているとはとても思えません。互いにまったく言及したことのない人たちも多いし。

 メタモヒカン族としてモヒカン族の言動をニヤニヤ眺めている、というスタンスを自称されている方も何人かいらっしゃいますが、私のように意図的にここではモヒカン族としての振る舞いを強化している者もいるわけだし、人それぞれです。かなりばらばらです。このはてなグループモヒカン族」自体がムラ社会のいわば村落共同体として機能しているという理解は当たらない、と言うことも十分可能と考えています。


 けれども、明日からの現実の仕事に戻ったら、ムラ社会の中で、「どうやって、相手を傷つけずに、レビューをするか?」「どうやって、プログラマの機嫌を損ねないように不具合の報告を行うか」ってことに腐心しなければいけない。これは当分変わっていかないのだろうなぁ。

*

 これはまったく同感です。あと、「ぱど厨」だとかそういう世代が育っていることを考えると、ムラ社会的な細やかな感情交流が強要される傾向が今後さらに強まっていくとすらみてとることも可能だと思っています。



 最後にモヒカン族らしく言葉にしてみますね。

 私は遠回しな反論や批判を受けることもありますが、あまりに遠回しだったり意図がとりづらいと、それが隠された激しい怒りによる痛烈な皮肉や嫌味を意図したものなのか、そうではなくてたとえば単純にどこかの点について誤読が起こっているのかなど、判断しかねる場合があります。

 メタな話になりますが、相手の気持ちを考える(相手の気持ちを傷つけないように思いやりを持った言動を心がける)といっても、では実際にそのときによってどうすべきかは異なり、黙ってスルーすべき場合から率直に意見交換すべき場合までいろんな場合があると思います。が、黙ってスルーするというのはあんまりしたくありません。何か私の表現の不備や誤読によって相手に無用な怒りを生じさせてしまっていると思える場合には、とくにそうです。

 今回のnagwikiさんは少なくとも激しい怒りによって書いたとは私は考えていませんので、このように丁寧に私から応答しても「いちいち言いがかりを付けて言い負かそうとしやがって」という誤解や怒りは招かないと思い、一つ一つの事柄について率直に書いてみました。

nagwikinagwiki2006/03/10 06:35トラックバックどうも。
>今回のnagwikiさんは少なくとも激しい怒りによって書いたとは私は考えていませんので、
おっしゃるとおりです。朝の5時に勢いで書いたので、論理に破綻が見られます。後日、訂正(反論?)のエントリをあげますのでお待ちくださいませ。
最後に、弱小ブログの一意見に真摯に反応していただいてありがとうございます。
※これはムラ社会的な言説ではありません。トラックバックを打っていただいてまで、真っ向から私の不完全な言説に対して、きっちり言及していただいたことの素直な感謝の表現です。
それでは失礼します。

summercontrailsummercontrail2006/03/10 12:18nagwikiさんこんにちは。訂正のみならず反論?もしてくださるとのことで、楽しみにしています。オラ、なんだかワクワクしてきたぞ。
 というのは別に論戦をしたいということではなく、自分の考え方が変わる可能性という知的刺激を受けるのは私にとって単純に喜びです。(補足する必要を感じるのですが、あくまで「フェアな対抗言論によって」変わる可能性のこと、という留保を付けます。)
 ムラ社会的言説でない素直なお気持ちであることは了解していますし、丁寧にそのことを書いてくださってどうもありがとう。それはそれとして勝手に自分のスタンス表明のきっかけに利用させてもらいますが、「弱小ブログ」かどうか、優劣とか声の大きさなどはあまり考慮しないでおきたいと考えています。まさに元記事の話題ですが、発言主体ではなく発言内容に注目していたいので(もちろん実際にはさまざまな事情からくる制約もありますが)。
 あえて言うなら私のブログも弱小ですし、不完全な記事も多いです。そんなブログ同士でも気軽に反応しあって考えを深めていけるといいですね。

トラックバック - http://mohican.g.hatena.ne.jp/summercontrail/20060309
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