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2006-01-19

村八分google八分アカウンタビリティ(≒説明責任村八分、google八分、アカウンタビリティ(≒説明責任) - モヒカンダイアリー「アップル通信」 を含むブックマーク はてなブックマーク - 村八分、google八分、アカウンタビリティ(≒説明責任) - モヒカンダイアリー「アップル通信」


圏外からのひとこと(2006-01-19) 「Google八分」学の教授から小林恭子の英国メディア・ウオッチ : ネットの規制あれこれーグーグルを読んでいた。

例えば、「グーグル死刑」とでも呼ばれる現象は、自分が知らない間に、検索エンジンのリスティング、インデックスから消されている状態を指す

*

八分の刑というのですね。

(コメント欄 polimediaukさん)

 そっか、村八分というのはたしかに独特な風習だよなあ。と思ったのでなんとなく記事に起こしてみる。


 ムラ社会には「村八分」という風習がある。これはすごい悲惨。凄まじい。

村八分とは、仲間はずれにすること。村のや秩序を破った人や家族に対し、村民全部が申し合わせて絶交するもの。村はずし。

村八分(むらはちぶ) - 語源由来辞典

村八分の「八分」とは、十分の交際のうち、葬式と火事の際の消火活動の二分以外は付き合わないという意味からとされ、のけ者にすることを「八分する」とも言われていた。

村八分(むらはちぶ) - 語源由来辞典

 村八分について、「二分は残しているから人道的」などと書いている人が以前いたが、とんでもない。

 残りの二分、つまり葬式と火事はなぜ残してあるか。

 これはつまり、どちらもムラ社会を守るためであって、村八分にしている相手のためではない。

 火事の際の消火活動というのは、具体的には、その村八分の人の家が燃えたらということだろう(他の家が燃えたときに消火活動に参加させるということも含むかもしれないが、「水害」の場合と比較して考えると、仮に消火に携わらせるとしても消火してもらうことの裏返しでしかないことになる)。延焼の恐れ。これがムラ社会への危機であることはあまり説明は必要でないと思う。少なくとも日本では基本木造だし。

 葬式。ひとまず衛生上の問題、伝染病などを防ぐため、と言えるだろうけど、それだけではない。ムラ社会の価値観を守るためだろう。つまり「死んだら誰でも仏様」だとかそういった価値観。

 価値観が脅かされることもやはり同様に、ムラ社会への危機。

 つまり村八分にするのは、最初から最後までムラ社会側の利益のためであって、情けをかけるとかそういうことではない。

 むしろあれですよ、何かペナルティを積極的に与えるとか、そういう関わり合いになることすら厭うという態度。存在すら否認するが、自らが能動的に相手の存在を消し去るという関係性すら持ちたがらないということ。それが村八分


 というあたりで以下のを思い出した。その前後で「左近」と名乗って書いているのは私なので、興味のある方はやりとり読んでみてください、面白いですよ。モヒカン族の失敗例としてとか、などなど。

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20050825#c48

中立の立場から (2005-08-29 00:39)

ここには「無回答も対話のひとつであり、それもまた多くの読者によって評価を受けます」という作法があるようですが、この作法、こういうときはとっても便利ですね。

*

 これは

無回答も対話のひとつであり、それもまた多くの読者によって評価を受けます

*

 というessaさんの文章の一部を切り取って誤解されているようだけど、便利な「作法」ではなく、厳粛な「事実」。何に「便利」かというと、〈実際に批判・非難の対象として念頭に置いている相手には言葉を向けず、ことさらに相手の存在を無視することによって、相手の評価をおとしめる〉という目的を遂げる上では「便利」ということなんだろうなと思う。*1

 村八分の根底にあるのはこういう発想ですね。無視によって攻撃、という。小学校や中学校だと露骨。

 では村八分って対応する英語はないの?というと、一応対応するけど、内容や原義は相当異なる。村八分

村八分を和英で調べると,Ostracism となる.見慣れぬ単語なので,これを英和で調べると,(国外へ) 追放という意味となる.

これは,誤訳ではないのか ? と思う.仲間外れと追放とは似て非なるもの.

*

 その後の論旨は私と完全に異なるが、たしかに「村八分」と"ostracism"とは似て非なるものだろう。

古代ギリシャの)陶片追放:有力者の僣主(せんしゅ)化を防ぐための制度;陶片を用いた秘密投票で一定数を越えると10年間国外追放された

Yahoo!辞書-プログレッシブ英和中辞典 ostracism

 僣主とは何かというと僣主など参照。乱暴にいえば、民主主義が機能しなくなる事態を防止するための措置。「匿名」はこのように活かすべきですね。


 話は飛ぶけど、「google死刑」より「google八分」という用語の方が実態に即した呼称だと思う。リストに載せない、googleを中心とした神の国に……じゃなくて、森喜朗元首相じゃない、googleによって検索される世界(事実上それが「世界」)に登場させない、リストに入れない、無視する、ということだから。

 で、私たち(少なくとも私)がgoogle八分ということに驚くのはなぜかというと、googleは遍在することによってgoogleたりうるから。すごくラフでおかしな表現になったけど、すべてを拾いすべてを示す者こそがgoogleでその行為によってgoogleが定義づけられている、にもかかわらず、そのgoogleに拾われない、無視される、というのは異常事態なわけだ。

 位相を戻して書くと、モヒカン族的にすべてを可視化して言論の対象にするという理念にうまく寄り添ってくれそうな、というかまさにその理念の下動いているように思えるgoogleが、じつはものすごくムラ社会的なgoogle八分という行為をこっそり行っている、という事実はなかなか興味深い。


 もちろん例えば「私の死んだ家族の首が切られる動画へのリンクをしないでくれ」という要望は聞き入れるのがまあ妥当だろうと思うし、どこかのページをリストから除外するという判断は個々にあり得るだろうが、実際には除外の判断はあまりにアバウトか、あるいは秘められた意図の元に行われており、説明責任を果たそうとしていない。この、「自分の行為についてだけは説明責任を全うさせようとしない、むしろ避ける」という姿勢は明らかに非難されるべき何だろうと思う。

 そういえば昔、googleアフィリエイトの担当者のあまりにひどい応答の経緯が公開されていたな。新佃島・映画ジャーナル : Google AdSense顛末記(十)

 この電話での応答の終盤、担当者が名前を聞かれて答えず電話を切っているのがアカウンタビリティを考える上で示唆的だと思う。

つまり、もともと自分という個人の言動について答える気はない(アカウンタビリティを果たす気はない)から、暴言や間違った行為を平然と行うが、実名と結びつけられるのは避けたい。(ムラ)社会的に不利益を被るので。だからそこでコミュニケーションを打ち切って閉じこもる、という。

圏外からのひとこと(2006-01-19) 重要なのは「身元」か「アカウンタビリティ」か?

 との関連でいうと、「身元」とのひも付けがなされないとアカウンタビリティが確保されづらいという現状はあると思う、少なくとも日本では。

 あ、そうそうこのアカウンタビリティというのはモヒカン宣言にもうかがえる思想として「ツッコミ受けるべきかどうかを相手の判断に委ねるため、自分の判断過程や情報源なども含めて提示する」という意味で用いるならほぼツッコミビリティと同義だと思う。

 ツッコミビリティについて私と違う解釈の例:

「釣り芸」や「罠」などと呼ばれる偽モヒカン族のテクニックです

*

 そのようなテクニックはあるだろうけど、そのテクニックにモヒカン的な要素は見つからないから、偽モヒカン族というより単にじゃれ合いが好きなムラビトのフェイクでは。ノーガード戦法的な。

 ブラウザ編集画面でそのまま書いて載せます。

*1:私はそのような便利な作法を使って侮蔑したくないので今回とりあげているけど、当時は迷った。そのコメントに無回答だと痛烈な皮肉になってしまうし、かといって回答すると余計に怒らせてしまうし

otsuneotsune2006/01/21 11:30>そのようなテクニックはあるだろうけど、そのテクニックにモヒカン的な要素は見つからないから、偽モヒカン族というより単にじゃれ合いが好きなムラビトのフェイクでは。
マジレスすると、その言及ではキーワード解説の悪魔の辞典的なジョークから外れないように分かりにくく書いてしまったと思います。
ネタとしてレベルが低く誤解が解けなかったので、http://blogs.yahoo.co.jp/umikaze_engineer/21625708.html でマジ解説コメントをして本来の意味を伝えました。

summercontrailsummercontrail2006/01/21 23:45otsuneさん、こんばんは。コメントありがとうございます。その<q>慈愛に満ちた瞳</q>、素敵です。
http://mohican.g.hatena.ne.jp/summercontrail/20050706/jinkaku#c
 や、
http://mohican.g.hatena.ne.jp/bbs/2/199
 から、otsuneさんは「ツッコミビリティ≒間違いや論理の欠陥が多いので(or重大なので)つっこまれやすいこと」と理解されているように思っていました(ちなみに「二点リーダーは機種依存文字だったような気もするけど」と書いたのは、ドコモの携帯で二点リーダを使ったメールを送るとそこだけ化けるから)。
 でも、
http://www.otsune.com/diary/2003/04/08/4.html
 を読むと私と同じ理解のようですね。
 教えていただいた箇所を読んで思いましたが、「釣り」は〈異論を持つ人の異論が表に出ることを誘発する〉という意味ではモヒカン宣言的なツッコミビリティと重なるかもしれません。それが、はてなグループキーワード「ツッコミビリティ」の説明にはあまり違和感を感じなかった原因かも。

tsupotsupo2006/02/16 21:43日本の場合、Google八分より、Yahoo!八分の方が効果的です。ちなみに、私のブログのいくつかのうちの1つは goo八分に遭っています(笑)

summercontrailsummercontrail2006/02/22 00:12tsupoさんこんにちは。まだまだYahoo!の方が優勢なんでしょうかねえ。gooといえばキッズgoo経由で、ふりがな付きバージョンでのアクセスがここにも意外とあるんですが、子供なのか外国人なのか、漢字が苦手な人たちにも一定の需要があるというのが面白いです。
 今回勝手にネットを1週間ほど休んでたんですが、そのせいでお返事おくれてしまってすみません。

LiviaLivia2011/12/30 17:25Deep thinknig - adds a new dimension to it all.

appknlsappknls2011/12/31 17:39m8AOzG <a href="http://drdqozfotptb.com/">drdqozfotptb</a>

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