ムラ社会

ムラ社会

特徴

  • 論理的に正しいかどうかよりも、周囲にいる仲間であるかどうかを優先して擁護する
  • 個人の思考法の違いを抑圧することで均質化して連帯感を盲目的に持つ
  • ただ単純に自分の周辺に存在しているというだけの無意味な条件だけで「仲間」と認識する
  • 他人との関係を「嫌っている・好んでいる」という基準でしか判断しない
  • 他人から単なる事務的な指摘や事実確認をされたときでも「自分のことを挑発しているのか? 嫌っているのか?」と受け取ってしまう
  • 自分の趣味の対象に否定的な言葉をかけられると、何の趣味を持っているのかということとその人の評価は無関係なのに「そんな趣味を持っている人はダメだ」という風にバッシングされたと曲解して怒る

  • 手作業と苦労が感じられるほど評価する
  • 既存の手作業処理をプログラムで効率化して一瞬で出来るようにしたら「そんな楽をしたらダメだ。心が入っていない」
  • 修正書類を早々に翌日に持っていったから、誠意が無いと言われた
  • トラブルの根本的な原因に気が付いたので報告したら「その担当者に角が立つから……」と黙殺された
  • 興味があるので色々と調べて考えて「もっとこうしたほうがいいのではないか」という意見を提出したら、なぜか「君は私に対する尊敬や誠意が無いね」と解釈された
  • 「○○って映画を見たけど面白かったよぉ」「それって宣伝先行のクソ映画でしょ。しかもパクりだし」「ねぇ、どうして私にケチをつけるの?」「えっ? 映画にケチはつけたけど、君にケチはつけていないよ」「ひどい。バカにしているのね」

考察

人類が穴居生活をしていた時代から文明を築いた近代まで、この「ムラ社会文化」が生きていくうえでは非常に有効な戦略として働いていたと思われる。

今はネットを介在することで「リアルの人間」という存在と「人格や発言」だけをほぼ分離して交流することが可能になった。そこで「仮に仲間であっても間違っている場合は他意なくミスを指摘する」とか「論理的に正しければ、たとえ人柄が好ましくない人でも、その論理を評価する」というような行動パターンが通用する世界が構築されていった。

この現象は人類の進化速度をはるかに凌駕するスピードで進行した。

そのため、それまで有効であったムラ社会文化を引きずったままの人は、そのギャップに面食らうことになった。

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